20代も半ばになってくると、結婚、出産する友人知人が多くなってきます。
同時に、女性は結婚したら専業主婦になるのか、あるいは仕事を続けるのかという大きな分岐点を迎えます。もちろん結婚する男性にとっても、妻が働くのか家にいるのかは大きな違いですよね。
私は、今の時代、女性が専業主婦で、男性が外で働き一家を支えるという構造が続いていくのか疑問です。なぜなら、経済的にも共働きの方が世帯収入は増えますし、夫婦の関係も良好に保つことができるんじゃないかなぁと思うからです。
今回は、女性の目線から専業主婦にはならず、働き続けた方がいい理由を探ります。
女性が専業主婦にならない方がいい理由
「その人を愛しているか?」という基準で選べる
結婚する前の話になりますが、結婚後専業主婦になる予定の人と結婚後も働きたいと思っている人では、結婚相手の選び方が異なってくるでしょう。
専業主婦になりたい人は、そもそも結婚して専業主婦になることが目標なので、一番重視する項目は相手の「年収」です。
専業主婦になるのに養ってもらえる額の年収がなくては困ります。
また、自分のしたい生活レベルや欲しいものなども相手の年収次第なので、最もそこを重視するのではないでしょうか。
極端なことをいうと、それ以外は妥協してもいいわけです。
性格がいいのか、容姿がタイプなのか、自分を大切にしてくれるか、そして、自分は相手を愛しているのか、という部分までないがしろになってしまいます。
ちょっとこの選び方は、不自由ではないでしょうか。
だって、年収が高い(1000万以上など)男性はほんの一部なのです。そのほんの一部から、少しでも自分に合う人を見つけなくてはいけないのは、とてももったいないです。
1000万以上じゃなくても、あなたに合う素敵なひとはもっとたくさんいるかもしれないのに。
一方で、結婚後も働いていく予定の人なら、「自分は相手を愛しているか」という最もシンプルな基準で相手を選ぶことができます。
相手の年収を全く加味しない女性はいないかもしれませんが、それでも自分の収入があるので、相手の年収が多少低くても気にしない人が多いでしょう。
性格は自分と合っているのか、容姿は素敵なのか、それらを全部踏まえて、相手を愛しているのか。
いくらお金持ちでも、性格や価値観、考え方が合った相手でないと、共同生活をしていくのは難しいと思います。
だったら、年収ではなくて、「相手を愛しているか」の基準は、長い目でみて最も重要になると思います。
自分を食べさせられる
結婚後も働いていれば、当然今まで通り収入が継続します。
月々の収入で自分の好きな生活レベルを保つことができますし、ボーナスでブランドのバッグを買うことだってできます。だって、自分で稼いだお金だから。
キャリアも継続して積み重なっていくので、昇進ができたり、転職して違う仕事に挑戦したりできます。
反対に、専業主婦になってしまうと、仕事を辞めるためキャリアが強制終了されます。
基本的に夫の収入に家計が依存し、自分自身も依存することになります。
人の稼いだお金で好きなように買い物できますか?
私は、気持ちよく買い物できない気がします。
さらには、結婚早々こんなことは考えたくないものですが、万が一、数年後に相手と離婚したくなったときに一番困るのは自分です。
離婚して一人暮らししたいと思っても、仕事を辞めてしまったので、自分で自分を養うことができません。また、キャリアも中断してしまって数年経っていれば、再就職先を見つけることも難しいでしょう。
このように最悪の事態が起こった場合、妻は実家に帰って生活をするか、仕方なく好きでもない夫とそのまま共同生活を送っていくほかないでしょう。悲劇です。
自分のことを話せる人でいられる
仕事をしていれば、社会生活があります。
苦しいことも、大変なこともありますが、「今これをがんばっている」「こんなことをしてきた」と周りの人に話すことがあります。自分の世界を持っているからこそ、そういう話ができるのです。
そりゃ生きてれば当たり前でしょう、と思うかもしれませんが、専業主婦になってしまうと「夫のため、子供のために存在する人間」になってしまう人が多いのです。
つまり、「最近は何してるの?」と聞かれたとしても「夫は〜で昇進して、子供は〜をして、こういう風に成長した」と家族に関しての話ばかりになってしまい、本当は自分についてきかれたのに自分については話すことがない状態になってしまうのです。自分の変化、成長がないからです。
専業主婦を何十年もやってきた方に言われたことがあります。
「専業主婦になると、夫や子供のことばかりで、人のために生きるひとになってしまう。『私は、これをやって生きてるんだ』と主張するものがないのは辛いこと」
以上、3点から結婚しても専業主婦にならない方がいい理由をみてきました。
相手を自由に選び、自分の生活を保って、好きなものを買って、仕事で成長する。
そんな当たり前ように思える生きていくことの充実感を、自ら手放すことはすべきではない、そう思いませんか。
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