無職?非婚?別にいいじゃない。個人の自由な選択が一番尊いわけ

先日みた新聞の広告に、「無職の弟、非婚の姉」というフレーズがありました。
書籍の広告で、その本自体は読んでいないので内容について批判を書くつもりはありません。

ただ、「無職」「非婚」という一般的にマイナスなイメージの言葉を並べられると、多くの人は「この兄弟はどうなっちゃうの!?」「うちの家族は大丈夫か?!」となんだか不穏な、不安な気持ちになるのだろうな、と思いました。

でも、その不安なイメージに疑問です。
「無職」ってそんなにマイナス?
結婚しないことを選択する個人が存在して、何がいけない?

要は、個人の選択でしょう。

わたしは、無職だって非婚だっていいと思います。
無職、非婚、上等じゃない。

だって、それは個人の選択だから。

それはもちろん、自分の選択ではなく解雇されて無職になる人もいます。
再就職を目指して就職活動をするも、なかなか希望の会社に受からない無職もいます。

 
でも、それも広く言えば自分が今まで選択してきたことの、結果でしょう。
倒産しそうな会社に入ったのが悪かったかもしれないし、労働環境が悪いことを見抜けずに入社したことが悪いのかもしれない。

だったら、今回そうやって身体を張ってわかったことを教訓に、次の選択をしたらいい。
望んでいたわけではないのに、無職になったからってそれは悪いことではありません。
その過程で、わかったことがあればプラスととれる。

また雇用主を探してもいいし、自分でビジネスを始めてもいい。

 

それに、起業や独立を目指して準備期間のために無職の人もいるし、ブログやアフィリエイトや株式投資でお金は十分に稼いでいるけれど、肩書き上は無職のもいる。

そういう人のなかには、プロブロガーや個人投資家と自称している人もいる。会社として登記すれば、個人事業主。そういった手続きをまだしていなければ、無職。

このボーダーラインはなに?必要なの?
あまり重要ではないです。

知らず知らずのうちに、みんなが「無職」に対して「お先真っ暗」「将来不安定」という言葉とともにマイナスイメージを持っているのは、おかしい。
本人は「無職」について、全くマイナスに捉えてないのに、同情されたり、将来を不安に思われたりするのは、本当にいいおせっかいです。必要ありません。

いろんな人がいて、いろんな働き方があるのが今の社会。

会社に勤めて、毎月決まった日に給料をもらって、厚生年金を積み立てていくことだけが、仕事を持つことではないのです。多くの人はそうやって社会生活を営んでるから、それが偉い、それがスタンダード!当たり前!みたいになっています。でも、それは違うんじゃない?とわたしは思います。

 

非婚も同様です。
結婚することが正しいって誰が決めたんでしょうか。
特に、「女性は結婚した方がいい」という無言のプレッシャーと日々闘っている女性は多いでしょう。

親や会社の人から「売れ残り」扱いされるなど、言語道断です。

結婚するのかしないのか、子どもを持つのか持たないのか、それは全て個人の選択です。

別に、結婚することに魅力や価値を感じないのであれば、しなくたっていい。

結婚することよりも、自分の趣味を充実させたり、仕事で昇進したり、世界を旅したり、他にもその人にとって大切なことを優先すればいい。その方が、その人らしく、人生を生きることに繋がるでしょう。

その方が、幸せです。

 

仕事をするのかどうか、するのであれば何をするのか、結婚のするしない、全ては個人の自由な選択です。

他の人が必要以上に同情したり、心配したりする必要はないし、ある選択肢(「20代で結婚すること」など)を無理に強要する必要は全くありません。
というか、その人にとってそれは決してよくないおせっかいなのでやめたほうがいいでしょう。
それよりも、「自分にとって何が幸せなのか」を真剣に考えて、自分なりの結論を元に前進している人こそ、本当にほめられるべきなのではないでしょうか。たとえ、その人が「無職」で「非婚」であったとしても。

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